皮膚のトラブルは、創傷や擦過傷を始め、火傷や麻しんなど枚挙に暇がないと言えるでしょう。皮膚科には、様々な年齢層の患者がこうした傷病を抱えてひっきりなしに訪れるため、来院する患者の対応に追われ、看護師が残業を強いられることも珍しくありません。通常の皮膚科外来なら、夜勤がなく看護師の勤務は日勤だけで定時に退勤できるはずですが、こうした急患等の対応で不規則な勤務になってしまうことがあるのです。そこで、完全予約制のクリニックに勤めることをおすすめします。完全予約制でも急患が訪れることもありますが、その頻度は予約制の無いクリニックより、ずっと低くなるでしょう。また、皮膚科の現場に必要なスキルは、一般病棟勤務では身につかない特殊な技術が少なくありません。何の予備知識もなく皮膚科に勤務すると、新しく学ぶことが多くて目が回る思いをすることがあります。特に、皮膚科では看護師が頻繁に患者の皮膚の処置を行うため、処置に使用する器具の名前や使い方を覚えるだけでも大変です。特殊なピンセットで腫瘍を摘出したり、液体窒素でイボを凍結させて除去するなどの技術も習得しなければなりません。したがって、皮膚科に勤める前に、皮膚科で行われる施術に関する必要な専門的知識を予め学んでおく必要があります。看護学生時代の知人などに皮膚科勤務の経験者がいれば、事前に相談して皮膚科勤務に必要な専門的知識を伝授してもらうと良いでしょう。
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